OracleEnterpriseManagerの起動・停止・構築手順
EnterpriseManagerは、動作がおかしくなることが多いので再構築することがよくあります。
バックアップから戻したときは、100%壊れて戻らないので再構築します。
よく使う作業なのでまとめてみました。
ポート番号変更は知って損はないと思います。
下記手順はWindows環境を想定してしています。UNIX系でも参考になると思います。
準備
コマンドプロンプトを起動し、処理対象となるSIDを設定します。SET ORACLE_SID=sid
起動・停止
起動
emctl start dbconsole
停止
emctl stop dbconsole
状態確認
emctl status dbconsole
構築
作成
emca -config dbcontrol db -repos create 次の情報を入力してください: データベースのSID: ← 対象のインスタンス名を入力 リスナーのポート番号: ← デフォルトのポートなら1521を入力 リスナーORACLE_HOME [ C:\oracle\product\11.2.0\dbhome_1 ]: ← そのままEnter SYSユーザーのパスワード: DBSNMPユーザーのパスワード: SYSMANユーザーのパスワード: SYSMANユーザーのパスワード: 通知用の電子メール・アドレス (オプション): ← そのままEnter 通知用の送信メール(SMTP)サーバー (オプション): ← そのままEnter ----------------------------------------------------------------- 次の設定が指定されています データベースのORACLE_HOME ................ C:\oracle\product\11.2.0\dbhome_1 ローカル・ホスト名 ................ xxxxxxx リスナーORACLE_HOME ................ C:\oracle\product\11.2.0\dbhome_1 リスナーのポート番号 ................ xxxx データベースのSID ................ xxxx 通知用の電子メール・アドレス ............... 通知用の送信メール(SMTP)サーバー ............... ----------------------------------------------------------------- 続行しますか。 [はい(Y)/いいえ(N)]: ← yを入力
削除
emca -deconfig dbcontrol db -repos drop 次の情報を入力してください: データベースのSID: ← 対象のインスタンス名を入力 リスナーのポート番号: ← デフォルトのポートなら1521を入力 SYSユーザーのパスワード: SYSMANユーザーのパスワード: 続行しますか。 [はい(Y)/いいえ(N)]: ← yを入力
再構築
emca -config dbcontrol db -repos recreate
ポート番号変更
emca -reconfig ports -DBCONTROL_HTTP_PORT 1158
ポート番号確認
%ORACLE_HOME%\install\portlist.ini
例: Oracle11gの場合
C:\oracle\product\11.2.0\dbhome_1\install\portlist.ini
Oracle運用管理におすすめの本
- 作者: 吉村隆
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 33回
- この商品を含むブログ (11件) を見る