ソフラボの技術ブログ

仕事で使ったプログラミング、サーバー周りで役に立つこと、Webサービス開発に必要な技術情報、モバイル情報を書いてます。わかりやすく見やすくをモットーにしています。

Play Framework 2 のJava版本をさらっと読んでみた感想

PlayFrameworkのScala版の検証を行っているとDB周りに行き詰まってしまいました。
よくわからないのでそのまま放ったらかしで、PlayFrameworkの本は出てないのかなと調べるとありました!


タイトルをよく見るとJavaと書いてあります。
Java版もどんなものか興味があるので会社で本を買ってみました。


中身をさらっと見るとJava版でも使いやすそうに感じました。
Scala版に比べDB周りはわかりやすい感じで、JPAを知っていればすんなり使えそうでした。


画面周りはJavaScalaとも同じ仕様なので、Scala版を使っていてわからないことがあった場合、この本を参考にできます。
Scala版を使っている方も持っていて損はない本です。


現時点で「Javaで開発するならこのフレームワーク!」というのはありません。
少し前までならSeasarだったんですが、今あえて言うならPlayFrameworkかなと思ったります。


PlayFrameworkは新しい部類のフレームワークになります。Railsに似たようなものです。
Servlet等のJavaEE関連のAPIは一切使っていないようで、スケールしやすいフレームワークで今の時代に沿ったものだと感じました。
JavaEEに準拠していないというのが吉と出るのか凶と出るのかわかりません。


Javaアプリ全般に言えるのですが、メモリを結構消費します。
本にも書いてますが、PlayFrameworkはメモリ消費が多い部類に入るそうです。
簡単なWebサービスを作って安いVPS等で運用を開始していくと、そのうちにメモリ不足で頭を悩ますことがあるそうですので、その点注意が必要です。
VPSJavaを動かすなら最低でもメモリ2GBはあった方が良さそうです。


私が開発したデータSIM比較まとめというWebサービスは、Javaで作っていてVPSメモリ1GBで動作しています。
今度アプリを増やしていった時にOutOfMemoryが出てサービス運営に支障が出ないか心配ではあります。